「そんじゃー俺、コレ職員室まで届けてくっから、黒板消しといてもらっていい?」

「あ、うん。わかった」



「わるいけど、よろしくー。」て言って栄口くんは日誌を手に職員室へと走って行った。そうすると必然的に教室にいるのは私だけがぽつんと残っていて、少し寂しい。むう・・・、黒板消さなきゃだ。(栄口くん早く戻ってこないかなあ)

栄口くんが戻ってくる前に黒板をちゃんと消しておこうと思って黒板消しを手に黒板に描いてある落書きとかを消していく。ふ、と黒板の隅の日直の名前が書いてある部分が目に止まる。


栄口



「(あ・・・、私と栄口くんの名前・・・だ)」

日直の名前が描いてあるのは当然のことなんだろうけど、私と栄口くんの名前が隣同士に描いてあるってのがすごく嬉しい(小さな幸せってやつでしょうか!)それから数秒だけ考えた後、きょろきょろと回りを見渡す(って言っても誰もいないんだけど、さ)

チョークを手に取り、私と栄口くんの名前の間に一本の線を引く。その線の上に三角を付けて傘みたいな形にする(傘みたいてゆか、傘なんだけど・・・)(あ、あいあいがさってやつ、?)あ、あとは傘の上にハートを描い「おい、ー!」「ほぎゅわあぁ!」さ、さささ、さかえぐちゃわあああ!!!お早いお帰りでええええええ!!!!



「(・・・ほぎゅわあ?)先生に言ったらもう帰って良いってー」

「あ、あああ、うん!そそそ、そだね!」



うわわわわー!びっくりしたよお!!だって栄口くんがいきなり帰ってくるし(しかもハート描いてるときに帰ってくるんだもん!)反射的に手で消しちゃったし・・・。(うあ、手真っ白だあ・・・。)







描けない落書き
あ・・・、急いで消したから跡残っちゃったかも


2007'12.06 Thu